『バンガローの事件』 [本]
創元推理文庫のナンシー・ドルー・ミステリの3巻目(完訳の刊行が始まった嬉しい!と書いたのがすでに2年半前だという事実に愕然)。
==友人ヘレンとボートで楽しんでいるナンシーは、嵐に捕まってしまう。危ないところで二人を助けてくれたのはローラという少女。3人はたちまち意気投合。ローラは母親を亡くして、初対面の後見人を待っているところだった。しかし、やってきた夫婦者は粗暴で怪しげな印象。ローラはがっかりしてしまい、ナンシーはどうしても合点がいかないのだった。一方、ナンシーの自宅では、家政婦のハンナが怪我をしてしまう。父のドルー弁護士が事件に追われているのは相変わらず、ナンシーも協力していくが、次第に事件は意外な展開を始める……==
いやあ、今回のナンシー・ドルーはアクティヴで面白い!身体を張って調査するし、デート相手も登場(ものわかりよくて、しつこくない。ティーンエイジャーとしては理想的なのでは?でも印象に残らない恐れあり)、そしてナンシーはいつもTPOをわきまえた振るまいができる、独立した女性なのだ。格好いい!友人を大切にするけれども、群れたりしない。一人で食事ができる(しかもよく食べる!)。
実は、私が感心したところはみんなあとがきで坂本司さんが見事に讚えていらっしゃる。むむう、やはり格好いいところはみな見逃さないですね。それにしても、古くさい児童文学かと侮ることなかれ。永遠の18才ナンシー・ドルーは、見事なほど一人前の魅力的な女の子だ。
事件も、あれよあれよの展開に思わぬ繋がり、スリルたっぷりで後半どんどん加速します。読み終えて、嬉しくてにこにこしてしまった。
タグ:ナンシー・ドルー
2010-07-14 20:27
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